
暴走吧!百合妄想!千与千寻
如译文有任何错误,欢迎联系我指出错误。
作者:星井七亿
对百合有着极大热爱的妄想系作家。曾创作过「床下枪两支」和「Girl love of the dead」等作品,活跃于百合作家领域。
翻译原图

中日对照
「君たちはどう生きるか」と問われてしっかり答えられる子どもは少ないだろう。自分の将来にいろんな想像をめぐらせるはずだが、まさか女子同士が仲良くする姿をいつも何度でもニヤニヤしながら見つめる存在になるだなんて、私自身も思っていなかったのだ。とはいえ、地平線が輝くのもたくさんの灯が懐かしいのも百合ップルがいるおかけだと思える大人になってそれなりに幸せである。
『千と千尋の神隠し』は2001年に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画だ。監督はみなさんご存知の巨匠・宮崎駿。公開当時、興行収入300億円超えのメガヒットを記録したこともあり、その存在を知らない人は少ないだろう。03年のアカデミー賞長編アニメーション賞の受賞作であるなど、世界的な評価も高い。なお説明の必要はないかもしないが、宮崎監督は今年、最新作である『君たちはどう生きるか』でも同賞を受賞している。
10歳の小学生・千尋は両親とともに田舎の引越し先に向かうトンネルをくぐった先で、八百万の神が住む不思議な国に迷い込んでしまう。仕事を持たない者は動物に変えられてしまうその国で、千尋は「千」という名前を与えられ、神々が客として集う湯屋「油屋」で働くことになるーーというあらすじである。
スタジオジブリ作品、とりわけ宮崎監督の作品は、百合要素を匂わせそうなキャラが多い割には、主役級の男性キャラを欠かさないボーイ・ミーツ・ガール(またはガール・ミーツ・ボーイ)の傾向が強いことから、直接的な百合描写は少ない。しかし、妄想のフィルタを通せば「百合ップルいたもん!ウソじゃないもん!」と主張できる程度には百合のポテンシャルを秘めたキャラやシーンが散見される。
「千と千尋~」でいえば、油屋における千尋の先輩であるリンなどは非常にフックのある百合力を持つ。リンは千尋が油屋に来た当初は、自分に何かしらの被害が及ぶのではないかと危惧し、冷たく接していたものの、次第に千尋に心を開き、面倒を見るようになる。突然両親が豚に変わり、異界で働くはめになり、周りは人外ばかり……というハードな環境に置かれ、不安を抱える千尋にとって、同性であり、人間(おそらく)であり、年もさほど離れていない、姉御肌なリンの存在は大きな支えとなっていたはずである。寂し時などは、リンに甘えたりしていた部分もあるのかな……と想像する。リンもリンでそんな千尋を妹のように思い、やさしく受け止めてくれていたに違いない。銭婆のもとへ向かう千尋についていくカオナシに対し「千に何かしたら許さないからな!」とタンカを切るシーンなど、千尋への愛情の強さがよくわかる。
このほかジブリで百合とくれば、『魔女の宅急便』の主人公・キキと画家のウルスラだろう。お泊り会を開いたり、キキがウルスラの絵のモデルとなるなど、二人の関係性に妄想が止まらない諸姉諸兄も多いのではないだろうか。ジブリで百合といえばこのあたりが原点になるかもしれない。『もののけ姫』でいうと、製鉄を生業として生きる共同体である「タタラ場」を統べる棟梁であるエボシ御前などは、人狩りに売られた女性たちを引き取っては製鉄の仕事を与え、タタラ場で働く女性たちから大きな信頼を受けるなど、かなり百合度合いの強いキャラである。タタラ場にはエボシ御前のファンクラブのようなものがひっそりと生まれているんだろうなというのは想像に難くない、サンとの絡みも見ようによっては百合である。
スタジオジブリの作品の中で、明確に百合が描かれている作品がないのかといえばそうでもない。有名なところでは米林宏昌監督の『思い出のマーニー』は、百合オタクなら必修科目といえる作品である。女子二人が手をつなぎ、キャッチコピーが「あなたのことが、大好き。」なのだから、ついにスタジオジブリも百合に舵を切る覚悟を決めたのかと喜んだものである。同作は12歳の杏奈と西洋人風の少女マーニーの交流を描いた作品だ。作中でマーニーは杏奈に対して幾度となく、言葉やスキンシップを通じて強い愛情を表現し、杏奈をたぶら……杏奈との仲うを深めていく。大人になった杏奈がマーニーの幻影を追って西洋人の女性としか付き合わなくなる、みたいな影響が生まれてやしないかと不安になるほどだ(こっちとしては望むところだが)。終盤の驚きの展開もあり、内容的には「百合だ」「百合じゃない」と意見が真っ二つに分かれたようだが、本作はまごうことなく「ジブリ初の本格百合」であると認定したい。余談だが、私は好きなジブリ作品の一位が『思い出のマーニー』で、二位が『借りぐらしのアリエッティ』と、米林監督が好きなのかただセンスが偏っているのか自分でもよくわからない並びである。
ところで、宮崎監督は本当に引退してしまうのだろうか。実はまだ新作の創作プランを隠し持っていて、それはとんでもない百合だったりしてるではないだろうか。「君たちはどう生きるか」と問われたら、「あなたが百合を作るのを待つ」と答えるのが最適解である。

